南アメリカで急成長中のアグリテック企業5選

今回は、情報が少ない南米のスタートアップ情報をまとめていきたいと思います。
チリ政府が立ち上げたアクセラレーターである「Start-Up Chile」から注目のアグリテックを5社選びました。
ハードウェアからSaaSの企業とバラエティーに富んでいるので、お楽しみください。
参考:エグジットという視点で世界のアクセラレータープログラムを比較してみた

1:AGRAPP

本社:チリ サンティアゴ
設立:2017年
概要:
中小農家への事業運営を容易にするためのアプリとウェブアプリケーションを提供している。アプリケーションを活用することで、農家が抱える煩雑な在庫管理や作業時間の管理、財務管理などを一括で行うことのできる。エクセルなどにはないシンプルなUIと、農家のためにネット環境がない状態でも情報の入力ができるといったUXが優れている。SaaSサービス。

2:Wuabi

本社:アルゼンチン ブエノスアイリス
設立:2013年
概要:
農業と家畜ビジネスに特化したクラウドファンディングのサービスを運営。アグリビジネス向けの最初の共同資金調達プラットフォームの構築を目指している。ビジネスモデルは、B2B2C。400万円のシードキャピタルを調達済み。

3:UAV-IQ

本社:プエルトリコ サンファン
設立:2017年
概要:
リモートセンシングおよびドローン技術を活用して農家向けのデータ収集、分析、管理を行う。サービスを利用する農家は、無人ドローンを使って必要なときに自分の農地のデータを記録でき、Webアプリを用いて自分の作物の健康評価がまとまった地図を作成、管理できる。それらのデータを使って、栽培の効率化や収穫量の予想などができる。さらに、農薬の散布などの機能も提供している。

4:ECO2MIX

最新想定評価額:5500億円
累計調達額:1600億円
本社:チリ サンティアゴ
設立:2011年
概要:
農業の水は炭酸塩と塩を多く含んだ硬水を使用しているが、これらは灌漑用のスプリンクラーやパイプを詰まらせるため硫酸を使って改善が図られている。しかし、従来の硫酸を用いる方法は、環境を問題を引き起こすばかりでなく、農作物の収穫量にも悪影響を与えるため課題となっている。ECO2MIXはCO2を使ってこの課題の解決を目指している。硫酸の代わりに硬水にCO2を混ぜることで、塩を取り除く。南米を含め灌漑農業は水の使用過多や環境汚染といった問題を抱えているので、そこにアプローチしている。

5位:Agrotrac

最新想定評価額:4400億円
累計調達額:1100億円
本社:アメリカ サンフランシスコ
設立:2014年
概要:
農地に設置したセンサーを通じて、農作物の品質向上と農薬の最適化を行うためのソフトウェアプラットフォーム。センサーを用いてトラクターといった農業用機械の制御や最適な作業ルートの算出、作業履歴の管理を行うことができる。そうすることで、農業機械の効率化を行う。また、農薬の散布もデバイスを通じてリモートでコントロールできる。