2018年にユニコーンになったスタートアップ93社から見える世界のトレンド

年の瀬ということで、Meet the unicorn class of 2018のデータを参考にして、今年新たにユニコーンになった93社から今年のトレンドを考えてみました。

地域トレンド


ユニコーンの数のトップはやはりアメリカの51社。中でもサンフランシスコだけで19社のユニーコーンが誕生。2位は中国の11社でそのうち5社は上海。3位はインドで5社、ヨーロッパからもイギリスやドイツ、ポルトガルなどから8社のユニコーンが生まれた。

分野

ユニコーンになった企業の中でも、多かった分野上位3つは

  1. Business Software
  2. Platform Software
  3. Application Software
  4. Automotive
  5. Financial Software


※グラフ内の数字は社数を表す
最も多かったのは、建設プロジェクト管理ソフトウェアを提供するProcoreをはじめとするBusiness Software領域。ソフトウェアだけでなく、ハードウェア領域のAutomotiveからも5社の新たなユニコーンが生まれたのもポイント。中でもEVメーカーのXpeng Motorsは2018年にユニコーンになった内で評価額トップ10入りを果たした。

日本の類似企業
国内の類似企業も挙げてみました。
※完全に町田の好みですので、ここの方がイケている等の意見がありましたら教えていただけると嬉しいです
・Business Software
Sansan
直近調達額:30億円
設立:2007年
概要:
法人向けクラウド名刺管理サービス。直近の30億円の調達でユニコーン入りが言われている。

・Platform Software
akippa
直近調達額:8億円
設立:2009年
概要:
駐車場予約サービス「akippa」を提供。需給に応じて価格を変えるダイナミックプライシング(DP)を導入して話題となる。

・Application Software
トレタ
直近調達額:30億円
設立:2013年
概要:
タブレット1台で予約管理や顧客情報管理、分析までをできるサービスを提供。直近ではドコモが30億円を出資。

・Automotive
GLM
直近調達額:5億円
設立:2010年
概要:
京都発の電気自動車メーカー。2019年から量産を開始を予定している。

・Financial Software
FOLIO
直近調達額:47億円
設立:2015年
概要:
一人ひとりに合った最適な国際分散投資を多彩なテーマを選ぶことで投資ができるオンライン証券サービス

想定評価額トップ10

トップ10には多種多様な企業がランクイン。国別で見るとアメリカ4社、中国4社、インド1社、ブラジル1社となっている。

※簡略化のために1ドル=110円で切り上げ計算。

1位:JUUL Labs

最新想定評価額:1.7兆円
累計調達額:1400億円
本社:アメリカ サンフランシスコ
設立:2017年
概要:
アメリカで爆発的な売り上げをあげている、USBポートで充電が可能な電子タバコメーカー。

2位:Bitmain Technologies

最新想定評価額:1.3兆円
累計調達額:900億円
本社:中国 北京
設立:2013年
概要:
ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)などの仮想通貨のマイニングのためのマイニングリグ製造大手。

3位:Meicai

最新想定評価額:7700億円
累計調達額:1400億円
本社:中国 北京
設立:2014年
概要:
中国国内の農家と中小規模の飲食店をつなぐ、中国最大級のB2B型フードオンラインマーケットプレイス。

4位:OYO Rooms

最新想定評価額:5500億円
累計調達額:1600億円
本社:インド グルグラム
設立:2011年
概要:
ソフトバンクなどから120億円を調達したインドのホテル予約サイト。信頼できるホテルブランドが集まるポータルサイトとして差別化を測った。

5位:DoorDash

最新想定評価額:4400億円
累計調達額:1100億円
本社:アメリカ サンフランシスコ
設立:2013年
概要:
サンフランシスコに本社を置くオンデマンドフードデリバリーサービス。スタンフォード大学の学生トニー・シュー、スタンリー・タン、アンディ・ファンおよびエヴァン・ムーアにより設立された。現状で米国の600都市で運営中。

6位:Nubank

最新想定評価額:4400億円
累計調達額:550億円
本社:ブラジル サンパウロ
設立:2013年
概要:
ブラジルでアプリを通して利用が可能なデジタルクレジットカードといった金融サービスの提供を行なっている。マスターカードとも提携している。独自のポイントプログラムとシンプルな使いやすさが強み。

7位:Snowflake

最新想定評価額:4400億円
累計調達額:1000億円
本社:アメリカ サンマテオ
設立:2012年
概要:
大企業がデータを効率的に管理できるクラウドサービスを提供。3年連続で前年比3倍増の売上を記録しており、平均的な顧客が預けるデータ量も2017年の1年で4倍に。

8位:Xpeng Motors

最新想定評価額:4000億円
累計調達額:1400億円
本社:中国 広州
設立:2014年
概要:
新興電気自動車(EV)メーカー。EV分野の中国のユニコーンとしては「NIO」などが有名だが、新しいテスラキラーとして注目されている。

9位:XIMALAYA

最新想定評価額:4000億円
累計調達額:700億円
本社:中国 上海
設立:2017年
概要:
音声プラットフォーム、「喜马拉雅FM」を運営する。オーディオブック、エンタメ、教養を柱にさまざまなカテゴリーのコンテンツをアプリなどを通して楽しむことができる。日本にも支社を設立。

10位:UiPath

最新想定評価額:3300億円
累計調達額:500億円
本社:アメリカ ニューヨーク
設立:2005年
概要:
オフィスワークの効率化を目的としたRPAソリューションを提供。世界で1,000社以上、日本でも300社以上に導入されている。直感的にUIと豊富な機能を備えた自動化開発環境を提供。

最後に設立年をまとめておきます。
何か傾向があるかなと思ったのですが、予想以上にバラバラでした。強いて言えばリーマンショック後の企業がほとんどでした。

ABOUTこの記事をかいた人

Launcheers共同代表、01ファン作り責任者。 ①小学生の時に、父が脱サラして起業したこと ②シリコンバレーでの起業家精神に魅了されたことがきっかけで「起業家」に興味を持つ。 普段は名刺アプリ「Eight」のビジネスディベロップメントを担当