「徹底してアップデートし続けろ」みんチャレが取り組むユーザー定着戦略とは?(後編)

「三日坊主解決に挑む」みんチャレはどうやって初期ユーザーを獲得したのか(前編)」では「みんチャレ」が初期ユーザー獲得のために行った施策を紹介しました。
今回は「獲得したユーザーに利用し続けてもらう」ために行なった施策を紹介します。

それではさっそくどうぞ!

▼もくじ(記事読了目安:3分)

みんチャレとは?

みんチャレは、新しい習慣を身につけたい人が5人でチームを組み、チャットで励まし合いながら習慣化にチャレンジする、三日坊主防止アプリです。

図:みんチャレの使い方

「新しいことを始めたいけど、続けるのが難しいという人」がターゲットになっています。
チャレンジの内容は、早起き、ダイエット、読書、英語の勉強など様々で、基本的に誰でも好きなテーマで始める事ができます。

多くの人が経験する”続けたいけど、続けられない”という課題。
それをチーム×励まし合いを使って解決する。
みんチャレはそんなサービスです。
参考:「習慣化を促す三日坊主防止アプリ「みんチャレ」を体験してみた

ユーザー定着戦略

みんチャレが行っている戦略は
①”生の声”を使ってアプリの質を継続してアップデートし続ける
②社員全員でカスタマーサポートをする
です!

①”生の声”を使ってアプリの質を継続してアップデートし続ける

ユーザー定着戦略の1つ目は、”アプリの質を上げ続ける”ことです。
コイン機能や企業とのタイアップ企画などがあるみんチャレですが、はじめは”チームが作れて、チャットができて、写真が送信できる”という最低限の機能でスタートしました。

アップデートのペースは驚きの”週1回”。
しかもそれをリリースしてからずっと続けています。

では、そのアップデート箇所はどのようにして見つけているのでしょうか。
答えは、”徹底したユーザー観察”だそうです。

ここではその”徹底したユーザー観察”の方法をご紹介します。
図:実はこの葉っぱはシール!オフィスに来た人に貼ってもらっているそう。この時もユーザー観察されていた、、!?

ー目の前でダウンロードしてもらう
1つ目は、週に1回初めて会う人にアプリを使ってもらい、それを観察しているそうです。
ポイントはサービスを紹介する時に、「ダウンロードし、始めるところまでを目の前でやってもらう」ことだそうです。

ー既存ユーザーと実際に会う
2つ目は、既に使用しているユーザーに実際に会ってフィードバックをもらう方法です。
アンバサダーを募集したり、ユーザー同士のオフ会に参加させてもらっているそうです。

この2つの方法で集めたユーザーを目の前で観察することで、どこで躓いているのか?何が欲しいか?を直接リアルタイムで知ることができます。

後で使ってみると言ったにもかかわらず、忘れてしまったり。
フィードバックをしようと思っても、なかなか言葉にして説明するのが難しく曖昧になってしまった経験が1度くらいはありませんか?

目の前で観察してフィードバックまでしてもらえれば、こうした問題も少なくアップデート側もフィードバック側もとても楽です。

そしてもう一つのポイントは、言葉ではなく目の前の行動から改善点を拾うことで、バイアスの少ない”生の声”を知れることです。
これにより忖度や思い込みによるズレを極力減らすことができます。

この一連の仕組みうまく使って、リリースから今まで、毎週質の高いアップデートを続けているそうです。

②社員全員でカスタマーサポートをする

ユーザー定着戦略の2つ目は、「社員全員でカスタマーサポートをする」です。
この戦略の肝は”エンジニアもカスタマーサポートを行う”と”ユーザーとの接点を大事にする”ことだそうです。

ーエンジニアもカスタマーサポートをする
ユーザーが質問するところは、「使いにくい、動作がおかしい」といった、改善の重要度が高い場合が多いです。
みんチャレでは、その改善箇所を直接エンジニアが拾うことで、改善のスピードを上げているそうです。

確かに、エンジニアと非エンジニア(コードを読めない&書けない)でユーザーから拾いたい情報が噛み合わないことがありえます。

その結果、もう一度聞く必要があったり、最悪改善できなかったり。
余計な労力がかかる可能性も増えてしまいますよね。

スタートアップが大企業と戦う上で1つの重要なファクターは”スピード感”です。
圧倒的スピードをもつことで競合に勝っていく。
それを考えると、とても理にかなった戦略ではないでしょうか。

ーユーザーとの接点を大事にする

図:実際にユーザーの方から頂いた改善案のイラスト

みんチャレでは、ユーザーとの接点をもつことを大事にするために、ユーザーとのコミュニケーションを最大限取るというスタンスを全社員で実践しています。
Google PlayやApp storeなどのユーザーコメントに全て返信したり、アップデートのお知らせに社員の子供が生まれました!といった人間味が出る情報をさりげなくお知らせに入れるといったことです。

                                                        図:娘さん登場!この時の改善までに空いた時間ははなんと3日!

アンバサダー募集とは全く別にユーザー同士のオフ会に参加して、接点を作ったり。
そういったユーザーとの小さな接点づくりが、大きな強みとなっています。

ちなみにコメントに全て返信するというアイディアは”少年ジャンプ+”を参考にしたそうです。

週刊少年ジャンプはあれだけメジャーにも関わらず、ユーザーのレビューにコメントを必ず返しています。
週刊少年ジャンプの雑誌本誌も毎回ユーザーのアンケートを集計し内容を改善し続けているので、アプリも同じ思想なのではないでしょうか。

コメントを必ず返すと聞くと一見地味なことに思いますが、ジャンプやみんチャレは実際にそれをして成功しています。
それを考えると、成功するのに必要なことは、思いのほか小さな違いの積み重ねなのかしれないと気づかされます。

改善に込める想いとは

アプリからでも、”想い”を伝えたい


なぜここまでユーザーに会ったり、全員でCSをするのか聞いたところ、みんチャレの考え方を表す印象的な長坂さんの言葉がありました。

スマホのアプリは、言ってしまえばただの機械。それ自体に”想い”はない。
でも、人は想いといった人間味に共感をする
だからこそ、そこにどれだけ人間味を感じてもらえるかを常に意識している。

もちろん、機能の1つ1つに”人間味”を感じてもらえれたらもちろん最高です。
でも、それはなかなか簡単なことではない。
だからこそ、ユーザーとコミュニケーションを取れる時に、なるべくコミュニケーションを取って伝えることを意識しています。
コミュニケーションを通じて”魂”とか”想い”を何度も伝えるんです

今後の展望

最後にみんチャレが目指す未来の展望について聞いてきました。

習慣化出来ないことで解決できていない問題課題が世の中にはあふれています。
それをみんチャレを使って解決していきたい。
幸せのためのテクノロジー“を作っていくことで、社会をよくしていきたいですね。

応援しあって、習慣化する
そんな”幸せのテクノロジー”をみなさんも使って”してみたかった”習慣を今日から本当の習慣化してみませんか?

みんチャレ:
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