Y-combinatorが教える、まだ取り組まれていない有望なアイディア13選

ご存じの方も多い”世界No.1″のアクセラレーターであるY-Combinatorが、「需要はあるけどまだ取り組んでいるスタートアップが少ない!」という13個のアイディアを出していたので、こちらでご紹介させて頂きます!

▼もくじ(記事読了目安:5分)

①犬とのコミュニケーション用AI/AI for Communicating with Dogs

犬の行動を撮った大量の映像をAIによって解析することで、犬が何を感じているのかを予想する。例えば、お腹が減っている、痛みを感じている、喉が渇いているなどを予想してコミュニケーションをとれるようにする。
このアイディアは少し”クレイジー”に聞こえるが、既に羊に対しては痛みを感じているかを判断するために実用化されている。
参考:Artificial intelligence learns to spot pain in sheep

②Smart Bathroom/スマートトイレ&シャワー/Smart Bathroom

ヘルスケア市場は既にアメリカで320兆円の市場となっている(数字の根拠確認中)。日本でも国内市場は2020年に26兆円の規模になると見込まれれている。私たちの多くがバスルームで様々な箇所(歯を磨いたり、用を足したりするなど)の健康を維持しようとしている。しかし、今はそういった類の情報は蓄積されることなく流されてしまっている。そこで、それらの情報を収集しバーチャルドクター等のサービスに展開することで、人々が健康維持にかけるコストを削減することができるチャンスがある。さらに、得たデータを使って、より大きなビジネスに展開できるかもしれない。スマートバスルームを実現するには現状、人々の情報を集めるための新しいセンサーやUXの作成が必要になってくる。

③売掛金の勘定代行サービス/Accounts Receivables as a Service

支払い側の企業にとっては、勘定が遅れることのデメリットはほとんどないため、ベンダーに対して納金が遅れる事は往々にしてある。料金回収を代理業者に頼むのは「強硬手段」のように見えてしまうため、スタートアップのほとんどがそのような手段を取れていない。しかし、料金回収に来たベンダーに見せかけた「プロの回収業者」を派遣するというのは素晴らしいアイディアだろう。ビジネスモデルとしては取引量に応じて月額課金もしくは月額課金+収入の数%というモデルが考えられる。

④赤ちゃん用ビデ/Baby Bidet

赤ちゃんが座ったら、半自動的に排せつ時の洗浄をしてくれるようなビデはまだない。この分野での挑戦は、キックスターターとしてうまく行くかもしれない。

⑤資産をブロックチェーン上で資産化・管理/Securitized Assets on the Blockchain

ブロックチェーン上での独自資産を簡単に証券化するのも面白そう。ブロックチェーン上には様々な証券や資産が生み出されている。トークンに限らず、売ったり買ったりできる全てのものがこれに当てはまる。現状はそういった資産や証券を売ろうとした場合、ブロックチェーンを全て自分で構築する必要があります。そういった構築をする手間を無くすサービスを、月額課金モデルなどで提供すればビジネスチャンスはある。時間があったらやってみたいと思っている。

⑥微生物を利用した再生可能エネルギー生産/Renewable Energy from Engineered Microbes

微生物は非常にパワフルで、様々な機能を持たせることができる可能性があります。それを利用して、再生可能資源を燃料に変える機能をバクテリアに持たせられるかもしれない。既に、このアイディアを実現できる微生物は存在している。そこで次は、何故それがまだ使われていないのか、そしてそれらを利用する為にはどんな戦略が必要か考える事が重要です。私たちが使っているインフラと微生物が作る燃料との互換性がないのは何故か?(例えば、微生物は既にバイオエタノールを作れるが、私たちの車は敢えてガスを使っているのはなぜか?といったこと)費用対効果が高い方法で、実用可能なタイムスケールで作ることを考えた時の問題は何か?つまり、微生物を燃料源用として使う時に解決しなくてはならない問題は何か?を考えて欲しい。

⑦広告用看板のオンライン販売/Adwords for Outdoor and Transit Advertising

多くの広告用看板はいまだにアナログにセールススタッフが販売しているため、オンラインで買うことは不可能です。それらをオンライン上から、アドワーズ広告を買う時にのように簡単に買うことができれば、中小企業のような顧客を多く得られるかもしれない。

⑧注文対応型のお手軽デザインサービス/Design on Demand

家具を買いたい時、写真をアップロードし”類似”もしくは~”マッチ”を選んで絞りこむ。”類似”を選んだ場合、アップロードした家具に似たものが提示される。”マッチ”をえらんだ場合は、アップロードした写真に合う商品を提案してくれる。そしてそういった候補の選択をアプリまたはウェブ上ででき、さらにすぐに購入できるサービス。

⑨滅多に使わないものの”ライブラリ”/Low-Friction Lending Library

年に数回しか使わないものを大量に持っている人は多いだろう。例えば、キャンプ用具、はんだごて、電気ドリル、ペーパーカッターといったもの。それらを必要としている人に個人的に貸すには、保管場所をどうするかや保管場所を探す必要であること、さらには何を今持っているのかを把握しなくてはいけないといった面倒さが多くある。こういったあまり使わないものを貸し出すサービスは既にあるが、アマゾンで買うことに比べて手間がかかるものがほとんど。そこで、自動的に在庫管理するシステムとロボットを用いた自動運搬システムを使ってコストや消耗を抑える事で、サブスクリプションモデルでのビジネスポテンシャルがある。

⑩信頼性ととっつきやすさを兼ね備えたテクノロジー/Make Technology Relatable and Accessible

今テクノロジーは急速に進歩している。そのため、基本原則を理解していない人や手軽に質問できない人にとっては、恐ろしくて使えないことがある。例えば、自分の祖父にWi-Fiが接続されていない環境で、wi-fiやブラウザが何であるのか、Facebookがうまく接続できないかを説明することを考えてみてください。恐らくそれは簡単ではない。テクノロジーを理解しづらいことによる恐怖心を持つことは高齢者が最も顕著だが、技術者ではない多くの人々にも当てはまる。さらに、AIや暗号化と言った技術が出てきたことで、余計にテクノロジーは複雑になってきている。そこで、テクノロジーに精通していない人でも、恐怖を覚えずに利用できるテキストや電話、ソフトウェアを用いたシンプルなものが必要とされている。実際にECサービスといったビジネスを作りながら、あらゆる人が技術に対しても理解を深めることができる環境を作れれば、それは完璧なソリューションになるかもしれない。

⑪”買ってから後悔した”時用保険/Buyer’s Remorse Insurance

美術品を買う際の返金保証サービスはどうだろうか。美術品の購入ステップは非常に煩雑である。まずギャラリーに入館しようと思わないだろう。仮に入館したとしても、購入プロセスが全く明確では無い。最終関門として、美術品の値付けは非常に属人的であり、それを買って後悔するかどうか、またその値段が適切かどうかを知ることは非常に難しい。これを解決するために、保証制度として、購入者が買った美術品に満足いかない場合、ギャラリーが買い戻せるようにする。こうすることで、購入者のリスクを低減させ、結果的に購買意欲の向上を見込める。

⑫子供用ソーシャルネットワーク/Social Network for Children

これはとても難しい課題です。思わず使いたくなるようなクールさと、子供同士がコミュニケーションを安全にとれる環境を兼ね備えたサービスを作らなければいけない。しかし、これを実現することができれば、その会社は全ての人にとって便利かつ使われるサービスを持つこととなり、会社の価値は素晴らしいものとなるだろう。

⑬現代版消防用デバイス/Modern Firefighting

気候変動はすでに地球に対して深刻な被害を及ぼしていて、今年は山火事の歴史上で最悪な年だった。にも関わらず、私たちが使っている消火機の形は100年間ほとんど変わっていない。スプリンクラーは革新的であるが、山火事に対して100年前と同じ対処をしているのはおかしなことだ。工業用の自律型無人ドローン、センサー、より優れた予測技術といった最新テクノロジーを使えば、山火事にもっと上手に対処でき、森や町や消防隊を守ることができるだろう。

如何でしたか。
少しでもアイディアを思いつく手掛かりにして頂ければ嬉しいです。

他にもアメリカのトップアクセラレーターのY-combinatorやTech Starsについて記事を書いているので、ご興味の方は是非ご覧ください!
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