(参考:「ドッグフーディングしながらサービスを開発するメリットと、気をつけていること」)
いとけんです。
今回注目したのは、ドッグフーディングというサービスの開発手法です。
※ドッグフーディング
ユーザーニーズや課題点の把握を目的として、
開発したサービスを開発者自身・開発したチームがユーザーとして日常的に使うこと。
(本文より)
ドッグフーディング:メリット
・実際に使うシーンにフィットした機能を開発することができる。
・システム全体の操作感として、使い勝手の良いものになる。
・使い勝手の悪い部分に気付きやすく、また改善のモチベーションも高い。ドッグフーディング:気をつけること
・自分が当事者のサービスだと、自分を過信しすぎて判断を間違ってしまうケースがある。
「その機能を初めて見た時」の体験を思い出せなくなる。
・新規ユーザーに対する考慮が薄くなる。
私自身も、「0→1ファン作り」の記事を執筆する中でドッグフーディングの重要さに気づくことが多くあります。
スタートアップだと、創業者が開発者の役割を果たしていたり、開発者の近くにいることが多いですよね。
開発者自身がユーザーとなり、サービスを使うことで課題に気づくことも多いですよね。
例えば、Airbnbの事例だと
創業者のブライアン等は自社のサービスを使い続けることで、「写真の重要性」に気づくことが出来ました。
(参考:「「0→1ファン作り」:Airbnb編」)
ファン作りにおいて、「ドッグフーディング」は重要な役割を果たすと思います。
確かに、いざファン作りをしようとしても
創業初期には、サービス利用ユーザーはほとんどいません。
なかなか、ユーザーの声を聞いてサービス改善するにも困難も多いと思います。
結果的に、ドッグフーディングをして機能を実装するということもあるはずです。
しかし、本文にもあるように
創業者や開発者自身がドッグフーディングをすると、
・自分というユーザーにサービスを最適化をしてしまう
・新規ユーザーに対する考慮が浅くなる
ということがあると考えます。
重要なのは
①ドッグフーディングをしてチーム内部からの声を聞くこと
②新規ユーザーを獲得して、ユーザーの声を聞くこと
このバランスだと思いました。
現場からは以上です。
いとけん
Launcheers共同代表。小学生の時に、父が脱サラして起業したこと・ シリコンバレーでの起業家精神に魅了されたことがきっかけで「起業家」に興味を持つ。 普段は名刺アプリ「Eight」のビジネスディベロップメントを担当