アクセラレーションプログラム責任者に突撃インタビューしてみた~ASAC編~

こんにちは!Launcheersの伊藤です。
前回は「アクセラレーションプログラム何なの?」という記事で、
アクセラレーションプログラムについてご紹介させていただきました。

僕自身、「概要はわかった。だけど、具体的に内部で何をしているのかわからない..」と思いました。
そこで、アクセラレーション特集Vol.2いうことで、
東京都が運営するインキュベーション施設である「ASAC」にて行っている”青山スタートアップアクセラレーションプログラム”の担当者に突撃インタビューをしてきました。

今回は、担当者の會田 幸男(あいだゆきお)さんにお話を伺ってきました。

▼目次

ASACって何ですか

〈施設概要〉
ASAC
2015年からスタートしたスタートしたベンチャー企業向けのアクセラレーション施設。メインコンテンツは5か月間のアクセラレーションプログラム。
東京都が運営しており、東京都の政策課題に沿った企業を中心に採択している。東京都からの委託を受け、ASAC開設時より有限責任監査法人トーマツが運営している。
2017年11月14日(火)に第5期がキックオフ。

選考で重視している点

東京都が定義する、以下の3つのテーマに重点を置いているかどうかを見ている。
①東京都が定義する成長産業
②VCが投資しづらい分野
③女性起業家

提供している解決策が、課題ドリブンかどうかを以下の2点で見ている。
①お金を支払ってでも解決したい課題を解決しようとしているか
なぜその課題を解決するのあなた(または経営チーム)か?という理由に納得感がある、共感できる

ASACの強み


①:採択後5ヶ月の期間、「事業を伸ばすこと」に徹底的に集中できる

大企業のアクセラレーションプログラムは最終的には企業との協業を目指しているものが多い。
しかし、ASACは東京都との提携を主たる目的としていない。
目的は、「東京都発の世界を代表する企業を生み出す」こと。
故に、事業を純粋に伸ばすことに5ヶ月集中できる。

また、ハードの面でもコワーキングスペースだけではなく、宿泊施設を完備しており、起業家が事業に徹底的に集中できる環境を採択企業には無償で提供している。

②:外部メンターが約90人いる

メンター数が90名いるアクセラレーションプログラムは日本でも他にない。
また、その構成は大企業を中心とした現役で活躍をされているメンターばかり。
実際に現場に立っている人から、「このサービスって本当にユーザーに刺さるのか。現場に課題って本当にあるのか。」等
時流を捉えた現場からの視点でアドバイス受けられるのが強み。

コミュニティ作りで工夫している点

「採択された起業家同士が集まる機会を多く作ること」を意識している。
具体的にしている工夫は以下の2つ

①ランチ会・ディナー会等のコミュニティ形成活動の実施

「採用」「Webマーケティング」「ファイナンス」「営業」「起業家の原体験の掘り起こし」などテーマを決めて月に1,2度の頻度実施をしている。
テーマに沿って、メンター陣をゲストとして迎えイベントを開催している。
イベントではテーマに沿い、メンターを中心とした登壇者からの講義とインタラクティブな質問の場を提供している。起業家には自社のケースに置き換えて積極的に質問してもっている。
「自社の悩み」や「自社で行っている解決策に対するフィードバック」を得ることができるような場つくりを意識している

②オフィスアワー

「資金調達」や「プロダクトローンチ」「サービスの導入」など、
採択企業の、5ヶ月後の目標から逆算をしたテーマを毎月設定。
テーマに沿って、「課題」や「取り組もうとしている解決策」を具体的に共有し、フィードバックし合える場を設計している。

このような工夫の結果、採択企業側から自主的に勉強会をするなどの動きがでてきている

起業家へのメッセージ

今まで起業家支援をしてきて分かった2つのポイント

①:資金調達たどり着けた企業の共通点

シード・アーリー時期の資金調達で大切なことは
「解決しようとする課題は、本当にお金を払ってでも解決したい課題か?」その仮説検証度の高さ
ASAC採択企業でも、その部分のブラッシュアップをして資金調達を成功した例は多い。

②:創業初期から気をつけておくこと「資本政策」

資本政策は後戻り出来ない。
誰がどれくらいの比率で株を所有するのか」「その資本政策で本当にいいのか?」
ということを十分に考えられていない起業家も多い。

ABOUTこの記事をかいた人

Launcheers共同代表、01ファン作り責任者。 早稲田大学4年生、1年間休学をして海外留学を経験。 その際、シリコンバレーのデザイン会社で長期インターン。 ①シリコンバレーでの起業家精神に魅了されたこと、②父が脱サラして起業したことがきっかけで「起業家支援」に興味を持つ。 17年の11月に代表町田と意気投合して、「Launcheers」を創業