【担当者に直撃!】アクセラレータープログラム徹底解剖~500 KOBE ACCELERATOR~

今日は、世界でも大きな実績のある500 Startupsが運営するアクセラレータープログラム「500 KOBE ACCELERATOR」について徹底解剖しました!

500 KOBE ACCELERATORとは

500 KOBE ACCELERATORはシリコンバレーを拠点に世界60カ国1900社以上を支援する、シード投資ファンドとして知られる「500 Startups」が神戸市とタッグを組んで展開しているアクセラレータープログラムです。
「500 Startups」は、2010年に設立され、2016年にニューヨーク証券市場に上場したTwilioを始め評価額が10億ドルを超える企業に、複数投資しているなどの実績があります。
また、神戸市も自治体として2015年から、スタートアップを集積・育成を進めるなど積極的な施策を打ち出しています。

鬼速!プログラム早見表

500 KOBE ACCELERATORの実績

既に実績のあるシリコンバレーの500startupsのナレッジを共有できていることで、採択企業の約70%がアクセラレータープログラム採択後に、資金調達が出来ています。

  1. 累計採択スタートアップ企業数:60社
  2. これまでの投資額:約37億円(神戸市調べ)
  3. メンターの人数:27人(2018年実績・日米の500startupsメンバーに加えて専門家も参加)

※参考:メンター一覧

世界的な起業家ネットワークを持っている500startupsと神戸市が組んでいることで、国内の企業だけではなく海外からの応募もあることも1つの特徴です。また、アメリカに行かなくとも、USの500startupsが行うプログラムを神戸で無料で受けることが出来るというのも大きな魅力の1つです。

500 KOBE ACCELERATORの取組み

  1. 500 KOBE ACCELERATOR:500 KOBE ACCELERATORの取り組み

    500 Startupsと神戸市がタッグを組んで、マンツーマン指導を含めた6週間(USプログラム)にわたる実践的なプログラムを提供しています。また、国内外問わず、募集を受け付けています。

    • 対象:
      インターネットやデジタル技術を活用した事業領域
      募集領域の具体例
      ビジネスツール、商品やサービスの販売、フィンテック(FinTech=IT技術を生かした金融取引)、教育、ヘルスケア、IoT(Internet of Things)、人工知能、クラウドサービス(SaaS:Software as a Service)、メッセージツールなど
    • プログラム内容:
      1. メンターからのレクチャー
        レクチャー詳細
        1週目(10月下旬29日~)
        <セールス>
        ・B2B、B2Cのセールスについて
        ・セールスのサイクルを短くする手法
        ・スケールさせるためのテクニック
        ・収益ゴールのチューニングの仕方


        2週目
        <グロースマーケティング>
        ・グロース・ハッキングについて理解を深めること
        ・マーケティング手法を紹介
        ・Eメールおよびデジタルマーケティングに加え、セールス、スケーリング、プライシング、マーケティング・ポジショニング等について
        ※日中は、主に参加者はメンターたちと過ごして、直接アドバイスや指導を受けたり作業をしたりする時間とし、ランチタイムやそれ以外のフリータイムにも全体を通して自由にメンターとの対話ができます。


        3,4週目
        <改善活動>
        ・1,2週目で学んだことを生かして新たな目標設定を行ない、それにコミットする。


        5週目
        <資金調達>
        ・投資家からの資本調達
        ・日本、もしくは世界での資金調達における、実践、戦術、戦略
        ・投資家へのモックインタビュー


        6週目
        <ピッチ準備>
        ・デモデイの準備
        ・投資を呼び込むピッチの作り方
        ・あなたの会社が素晴らしい投資先であることを訴求する方法を学ぶ


        7週目 (12月10日@東京)
        <デモデイ>
        投資家および500 Startupsの招待ゲストたちを前にプレゼンテーション。

      2. 世界中のスタートアップとのネットワーク形成
      3. 出資の機会:プログラム終了後にベンチャーキャピタルなどさまざまな団体からの投資の可能性あり

    プログラム期間中の平日は、基本的に毎日神戸に滞在し、プログラムを受けることが求められます。言語は、日本語でも参加可能であり、6週間のプログラムのうち2週間の休止期間(実践期間)があるというのも特徴です。

担当者インタビュー:

<担当者紹介>
今回は、神戸市役所の多名部さんにお話を伺ってきました!
撮影:本田 正浩

新産業創造担当課長
神戸市 新産業グループ
多名部 重則

2015年に新規政策であるスタートアップ育成事業を神戸市で立ち上げる。実際にシリコンバレーを訪れ、「500 KOBE ACCELERATOR」の誘致も主導。ルワンダ共和国との経済連携事業も担当。情報学博士。神戸市において、他にも複数の支援プログラムの立ち上げを担当。

 

マチダ
Q1. ベンチマークにしているアクセラレーターは?
多名部さん
今のところ、どこかをベンチマークしているということはありません。パートナーである500 Startupsが、すでに世界各国で行ってきたノウハウをもっているので、基本的にはそれをそのまま導入するようにしています。
マチダ
Q2, 他のアクセラレーターとの大きな違いは?
多名部さん
まずは、USのメンターが来日してメンタリングをするというのは、かなり珍しいのではないかと思います。USメンターの多くは元or現CEOなので、起業家の悩みや想いを理解できるという意味では最適なのではと思っています。「起業家のリアルな気持ちは起業家だけが分かる」という考え方ですね!また、国内の市場では海外を見据えた、高い視座を最初からもったメンタリングが受けられることも、違いの1つなのかなと思います。
多名部さん
あとは、期間中は、プログラム会場に缶詰というのも珍しいんじゃないかと思います。同じ釜の飯を食うではないですが、6週間(休止期間を除くと4週間)毎日顔を合わせて、切磋琢磨していくと自然と起業家どうしで、仲間意識が出来てきます。その結果、起業家間でエンジニアのシェアをするといった面白い事例が出てきたりしています。この強い繋がりは強みであり、他との違いではないでしょうか。
マチダ
Q3, 運営陣がやることorやらないことは?
多名部さん
基本的に、できることであれば何でもやるスタンスを取っています。小さなところでいうと、たちへの手作りお菓子の差し入れや、コミュニケーションの一環としてタコ焼きパーティーをしたりもしています。笑
多名部さん
神戸市の職員は、起業家ではありませんが、その部分は500 Startupsがカバーしていますし、他にもできることはいくらでもあると思っています。神戸市だからこそ、できる部分の支援をやっていければと思いっています。
マチダ
Q4, プログラムに参加した方がいい人、参加しないほうがいい人の基準は?
多名部さん
間違いなく言えることは、1匹狼の方には向いていないということです。先ほども述べましたが、基本的にプログラム中は全員4週間一緒に参加して頂きます。なので、クローズドではなくオープンなマインドを持って頂く必要があると思いますし、私たちとしても求めています。
多名部さん
もともと、プログラムの機能の1つとして、採択された起業家間や世界の500 Startupsコミュニティーでの交流が設計されています。なので、コミュニティーの参加ということに対して、前向きでない方にとては、向いてないプログラムです。
マチダ
Q5, 改善していきたいプログラム内の課題は?
多名部さん
これは改善していきたいということではないのですが、本プログラム独特の雰囲気の発信をきちんとしていきたいです。シリコンバレーの起業家がメンターとして多いということもあって、
「ベストなことはすぐにする」というマインドを皆もっています。なので、作業をする時間が予定より早まったり、決まった時間と違うタイミングで突如ミーティングが始まるということが多々あります。私も最初はついていけませんでしたが。このアメリカのアクセラレーター独特の雰囲気はきちんと、発信したいですし、他のプログラムにはなかなかない価値として残していきたいと思います。

詳細ページ

500 KOBE ACCELERATORにご興味の方は、こちらからご覧ください!
【公式ページ】500 KOBE ACCELERATOR

現場からは以上です。