【担当者に直撃!】アクセラレータプログラム徹底解剖~DMM.make AKIBA Open Challenge~

今日は、日本のアクセラレーターの1つである、DMM.make AKIBA Open Challengeについて、徹底解剖してきます!
実際にインタビューして、うかがった内容を含めて紹介していきます。

DMM.make AKIBA Open Challengeとは

DMM.make AKIBA Open Challengeは、3か月のシード期の起業家育成を行うDMM.make AKIBAが主催するアクセラレータプログラムです。
モノづくり(ハードウェア)に特化したアクセラレーターが運営していることもあり、採択されると国内でも有数の工作設備が使えるといった特徴があります。

鬼速!プログラム早見表

DMM.make AKIBAの実績

アクセラレーターとしては、国内で随一の工作機器を持っており、多くのモノづくりスタートアップを輩出。
中でも猫用IoTデバイスである、「toletta」を開発したハチたまは、採択後のローンチで3か月で1,000台以上を売るなど成果を出しています。

・採択スタートアップ企業数:25社
・これまでの投資額:-(プログラム内での投資は行っていない)
・メンターの人数:5人(他パートナー企業多数)
・募集領域:IoT・VR・AIに関するソフトウェアやハードウェアを開発するチーム
特徴としては、「DMM.make AKIBA Open Challenge」では、採択企業に対して投資をしません。また、メンターの岡島さんを始め、ハードウェア製品の開発、製造、販売の経験に長けた人材がいることは、ハードウェア系のスタートアップにとっては大きな魅力かもしれません。
ご参考:メンター一覧

DMM.make AKIBA Open Challengeの取組み

  1. ハードウェア開発をトータルでサポート:「DMM.make AKIBA Base」と「DMM.make AKIBA Studio」が提供されることで、スタートアップがプログラム中プロトタイピングや仮説検証に集中できる環境を提供。
    • 「DMM.make AKIBA Base」:
      FreeAddress型のオフィススペース、個室型のオフィススペースやプロジェクターや音響設備のあるイベントスペースが完備されている。ビジネスの拠点として利用可能。
      参考:「DMM.make AKIBA Base」
    • 「DMM.make AKIBA Studio」:
      各種工作機械や部品基盤の実装が可能な設備から、量産試作の開発・検証に必要な最新の設備を導入した総合開発施設。製品の開発はもちろん、各種認証試験や耐衝撃試験など、開発から小ロット量産までの工程をトータルで行える。
      参考:設備一覧
  2. サポーター企業制度:IoT・VR・AIに関するソフトウェアやハードウェアのプロダクト開発を技術面、ビジネス面でサポート。複数の企業の中から、スタートアップのプロダクトと相性が良い企業が組むことで、採択後のミスマッチや、仮説検証のスピードが落ちないようにしている。

    引用:https://akiba.dmm-make.com/form/openchallenge/

担当者インタビュー:

マチダ
Q1. ベンチマークにしているアクセラレーターは?
岡島さん
500 StartupsHAXですね。500 startupsでは、3ヶ月という採択期間やDemoDayでのピッチの構成、イベントの企画といったプログラム全体の流れを参考にしています。また、HAXでは、技術系のメンターを常駐させるといった、モノづくりに特化した支援内容を参考にしました。
マチダ
Q2, もっともプログラムを運営していく上で大切にしていることは?
岡島さん
解決すべき課題の明確化、顧客の発見、課題の適切な解決策の模索をスタートアップがスムースに行えるような環境づくりを大切にしています。
3ヶ月で2,3回のPoC(仮説検証、改善)を行うことは可能なので、そのために人をつなげたり、プロトタイピングを支援したりなどしています。
岡島さん
プログラム内での、禁止事項も特に設けていないので、期間中にピポットするといったことがあっても構いません。
マチダ
Q3, 他のアクセラレーターとの大きな違いは?
岡島さん
良くも悪くも「出資をしない」点。そうすることで、採択期間中バリュエーションの向上ではなく、PoCのためのプロトタイピングに集中することができる。
岡島さん
極端なことを言えば、PoCの結果、「この事業はイケてない」ということが分かったでもOK。1期目の結果を踏まえて、2期連続応募して採択されたところもあります。出資がないからこそ、こうして仮説検証に集中できるのではないかと思います。
岡島さん
モノづくり設備の充実度も他と違う点だと思っています。日本で、無料でこれらの設備を使えてプロトタイピングができるプログラムは恐らくないのでは。メンターもモノづくりのスペシャリストが揃っていますしね。
マチダ
Q4, 運営陣がやることorやらないことは?
岡島さん
事業やプロダクトそのものの良し悪しの判断は行いません。スタートアップがPoCで迷っている時に、プロダクトが顧客の課題解決に役立つかを「検証する」ことのサポートをします。
もちろん「財務、リーガルなどのバックオフィス系」や「工作方法や、量産方法などの実務系」の相談にものれます。工作についてもハンズオンで支援ができます。
マチダ
Q5, プログラムに参加した方がいい人、参加しないほうがいい人の基準は?
岡島さん
自分たちのプロダクトが多くの顧客に愛され、大きなビジネスになると信じている人、チームに参加いただきたいです。「趣味の活動」のお手伝いはこのプログラムでは難しいです。あとは応募前までに、少なくとも1回は、仮説検証ができているとよいと思います。
マチダ
Q6, DMM.AKIBA Open Challengeで改善していきたいプログラム内の課題は?
岡島さん
リソースが限られているので、運用コストと、採択チームへの「ムダな手伝い」を削減したいです。「サポート」という立場では関わるのではなく、お互いが同じ立場で取引しているような関係になれるように努力していきたいです。

詳細ページ

現在、4期の募集は行っていませんが、次のに向けて企画やサポート内容について検討中です。募集が開始された際にはWebページなどで告知するとのことです。
【公式ページ】DMM.AKIBA Open Challenge

現場からは以上です。

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