アメリカでの2大アクセラレーターの実力

こんにちは。
Launcheersの町田です。

今日は世界の2大アクセラレーターのTechstarsとY-combinatorのアクセラレータープログラム成果を調べてみました。
日本では、アクセラレータープログラムの成果をオープンにしているところは少ないです。
しかし、この2つは今まで採択した企業の現状を完全に公開しています。
そこでそれぞれの結果を比較してその傾向を調べてみました。

~参考~
Techstarsとは:アメリカトップアクセラレーターのテックスターズの全貌
Ycombinatorとは:Ycombinatorの詳細

Techstarsアクセラレータープログラム成果


1207社を今まで採択してきました。
その結果は、約90%がActiveもしくは、Exitedと現状なっているとのことでした。
アメリカで多いと言われているExiredは12%程度でした。数で言うと大体140社程度です。
1割近い企業が採択後にExitedされていたという結果は多いのではないでしょうか。

Y combinatorアクセラレータープログラム


一方で、Y combinatorも今まで、1280社の企業を採択してきました。
こちらも、Techstarsと同様に90%がActiveもしくは、Exitedとなっていました。
Techstarsとの大きな違いは、Exitedの割合が半分程度となっていたことです。
Dead(倒産)した企業の割合は変らないことから、質が違うということよりは方針が異なっているのかもしれません。

倒産数の変化からみた最近の傾向

次にTecstarsで公開されている採択企業の採択後の経過情報から、アクセラレーターの傾向を考えてみました。

今回は、公開されている中でもシアトル、ニューヨーク、ボストンにおける採択企業の倒産数の経時変化をみてみました。
結果として、どの都市でも、2015年以降はほぼ会社は倒産していないことがわかりました。
これの原因は2点考えられます。

1点目は、景気の回復に伴うもの。
リーマンショックが終わってからというもの、世界の景気は成長を続けています。
そのため、倒産数が減少するという傾向が出たことが考えられます。

2点目は、アクセラレータープログラムの質の向上。
この結果はプログラムの結果が公開されてからの約7年間の結果が載っています。
7年間のノウハウの蓄積によってアクセラレータープログラムの質が向上したことが考えられます。
このことからも、アクセラレーターは短期間成果は出ないというのが現状ではないでしょうか。

意外だったことは、どのバッチ・地域でも倒産企業が比較的毎回出ていたことです。
アメリカの2大アクセラレーターでも、どの企業も成功させることは至難のわざということでしょうか。

どうしても短期的な視点で見られがちなアクセラレータープログラムですが、この結果からも7年程度の長期視点は成果の測定に必要なのではないでしょうか。
日本のアクセラレーターも長期的な視点で検証・改善をして進めていくことは必須だと思います。

また、TechstarsとY-combitorのように結果を全てオープンにしていくことも、質の向上や応募企業とのミスマッチを防ぐために重要ではないかと思います。

現場からは以上です。

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