建設業界に切り込む「ツクリンク」の、サービスデザイン設計とは(後編)

いとけんです。
0→1ファン作りはじめます。

前回は、国内インタビュー記事として「ツクリンク編前編」を公開させていただきました。
(参考:業界の課題に挑み続ける、タスカジのサービスリリース成功の秘密とは?

「0→1ファン作りとは?」

スタートアップ初期における、
①ユーザー獲得戦略・施策
②ユーザー定着戦略・施策
それぞれを、国内外の企業事例で紹介する連載記事です。
(参考:「0→1ファン作り」:スタートアップ初期における、ユーザー獲得・定着戦略の特集を始めます。

▼もくじ(記事読了目安:3分)


今回は、「ツクリンク後編」です。
前回に引き続きユーザー獲得戦略・定着戦略それぞれを見て行きます。
簡単に前回の振り返りから始めます。さっそくどうぞ!

ー前編の振り返り

ー前編の簡単なまとめ

・国内企業インタビュー、「ツクリンク編」。
・「ツクリンク」は、無料で利用可能な建設業者マッチングサービスです。
(リフォームや内装、塗装などの工事情報をサイト上に登録すると、施工可能な会員から取引連絡が届き、交渉が可能となる。)
・CEOの内山さんにインタビューをしてきました。
ITに抵抗感を持つ建築業界の人に向けて、対面で会うことを続け信頼関係を構築していた。

それでは、さっそく続きを見ていきます。

ユーザー獲得戦略

ーユーザー獲得戦略②

モバイルサイトを早期にしっかり作った
スマホ用のページを先につくった。

「建設業界で働く人の多くは、PCは使えないけど携帯は使えるんです。
たしかに、PCを持っていない人はたくさんいますけど、スマートフォンならみんな持っている。」

「建設業界で働く人の多くは、PCは使えないけど携帯は使える」と自分の経験からわかっていた内山さん。そこでモバイル用のサイトを早期に作り上げたそうです。
今でも広告はほとんど打っておらず、口コミと自然流入によりユーザー獲得ができているそうです。
集客において爆発的な効果があった施策はなく、1つ1つ地道な信頼獲得を大切にしているということでした。

ユーザー定着戦略

建設業界の特徴に合わせて、2つの戦略を考えて実行していきました。
施策①電話でのサポートをしっかり受ける
施策②なるべく簡単にすること

(ツクリンクWebサイトより、ユーザーサポートが目に入ってくる設計になっている)

ーユーザー定着戦略①
電話でのサポートをしっかり受けること

「一般的にIT業界は、電話対応を嫌うことが多いですよね。それは時間がかかるから。

でも建築業界は電話が好きなんです。
むしろ、「今伝えたいのに電話をかけることができない方が悪だ」という考えの方が多い。」

そんな電話のお問い合わせ内容としては、「そもそもこれ何?どうやって使うの?」という系の質問が多いそう。他には、「サービス登録はしたけど次何したらいいの?」とか、「業者紹介したいんだけど紹介ってしてるの?」などがあるそうです。

創業時から意識して、電話のサポートは真摯に対応し続けているということでした。
私自身、ここにもITに対して抵抗感を抱く建築業界に対して真摯に向き合う姿勢を内山さんの言葉から感じました。

ーユーザー定着戦略②
なるべく簡単にすること

サイトデザインは複雑にならないようにしており、「わかりにくくならないように」をリリース初期から意識しているそうです。
LINEなど、日頃使っているアプリに合わせた使いやすいデザインを徹底することでユーザーに使い続けてもらっているということでした。
現在、サイトは月間120万PVを超えており、サービス新規利用者のほとんどが口コミか、紹介ということでした。

以上の2つのポイントを意識した施策を通してツクリンクはユーザーを獲得、更にサービスを向上させていきました。

後編のまとめ

ツクリンクの事例を、読者の方のサービス事例で活かすポイント

ユーザーに合わせた、サービスデザイン設計
ツクリンクの場合は、ITに強くない建築業界を対象にしたサービスです。
①「PCはないけど、スマートフォンは持っている」ユーザーに向けてモバイルサイトを初期から作ったこと。
②「メールではなく、電話で聞きたい」ユーザーに向けてサイトのTOPにカスタマーサポートへの誘導を設置したこと。
とことんユーザーのペルソナに沿って、サービスデザインを設計したからこそユーザーに使い続けてもらっているのだと思いました。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

Launcheers共同代表、01ファン作り責任者。 早稲田大学4年生、1年間休学をして海外留学を経験。 その際、シリコンバレーのデザイン会社で長期インターン。 ①シリコンバレーでの起業家精神に魅了されたこと、②父が脱サラして起業したことがきっかけで「起業家支援」に興味を持つ。 17年の11月に代表町田と意気投合して、「Launcheers」を創業