Instagramから学ぶテストマーケの重要性 真の欲求の引き出し方とは?

こんにちは、ぱにこです。
今回も早速「0→1ファン作り」の紹介をはじめていきます。

「0→1ファン作りとは?」

スタートアップ初期における、
①ユーザー獲得戦略・施策
②ユーザー定着戦略・施策
それぞれを、国内外の企業事例で紹介する連載記事です。
(参考:「0→1ファン作り」:スタートアップ初期における、ユーザー獲得戦略の特集を始めます。

前回は二度目の国内事例記事となる「GLIT編」を公開させていただきました。
(参考:「0→1ファン作り」:GLIT編

いつも読んでいただき、本当にありがとうございます。

今回ご紹介する事例は、すっかりお馴染みになった「Instagram」についてです。
ご存知の方も多いかとは思いますが、Instagramは写真共有に特化したSNSです。
写真加工が容易にできるフィルターやスクエア型の写真レイアウトが特徴として挙げられます。

現在、月間アクティブユーザーは世界でみると8億人も存在します。
また国内だけで見ても2000万人を超え、若い世代を中心に爆発的に普及しています。
(参考:http://appllio.com/how-to-use-instagram

今でこそ沢山のユーザーを有するInstagramですが、その誕生の背景には位置情報サービス「Burbn」での失敗が存在しました。
実は、InstagramはBurbnのピボット(路線変更)によって生まれたのです。

今回は、「Instagramがどのように文化に馴染み、ファンを獲得したのか」
調べてきました。

それでは、どうぞ!

▼もくじ

ビジネスモデル図解

Facebookによる買収後は広告収入がメイン
ローンチ初期はフィルター課金販売などで収益


現在のInstagramのビジネスモデルは、親会社であるFacebookと同じように大半が広告収入です。
例えば、以下の2つの機能上で広告枠を販売しています。

①ストーリー機能(24時間で削除、即時に動画や写真を投稿できる)
②アーカイブ投稿(半永久的に残る投稿)

実際に私はInstagramユーザーですが、頻繁に企業広告を見かけます。
Instagramの広告収益は、2018年に約55億ドル(約6000億円)に達すると予測されています。

ちなみに、リリース当時のビジネスモデルは写真の加工フィルターの販売というシンプルなものでした。
これについては記事後半にて説明します。
(参考:https://digiday.jp/platforms/5-charts-the-state-of-instagram-advertising/
(参考:https://techcrunch.com/2010/09/20/instagram/

ユーザー獲得戦略

前身サービスからユーザーインサイトを引き出した
100人のインフルエンサーに直接接触した

https://blog.kissmetrics.com/kevin-systrom/より)

InstagramのCEOシストロムは、もともとは位置情報サービスのBurbnを提供していました。
しかし、Burbnは想定していたよりもヒットしませんでした。
そこでBurbnのリサーチを行ったところ、多くのユーザーが位置情報の提供に使っているわけではないことに気が付きました。
実は、彼らの多くは写真共有のために使っていたのでした。

そこで、ユーザーたちの「素早くソーシャルに写真を共有したい」というインサイトのみに焦点を当てました。
写真共有以外の他の機能をとりやめ、シンプル化するという方向へ舵を切りました。

また100人のデザイナーやインフルエンサー1人1人に、サービスを使ってもらうよう自らコンタクトを取ったそうです。それは、彼らに使ってもらうことが大衆に届ける一番の方法であると考えたためです。
所謂インフルエンサーマーケティングのさきがけと言えます。

その結果、わずか1週間で10万ダウンロードを達成。
その後も着々とユーザーを増やしていきました。

ユーザー体験向上戦略

写真を美しく見せるフィルターの開発
ユーザーの時間感覚に錯覚を起こす

シンプルな写真共有アプリとして再出発をしたInstagramは、
ユーザーの定着を図るために2つのスマートさを追求しました。
既存のサービス(Burbn)を、以下の機能を実装することでピボットしたのです。

①写真本体の見栄えを良くする
②写真アップロード時間の短縮する

まずは①写真本体の見栄えを良くする です。

「簡単に写真をきれいに見せたい」というユーザーの希望に沿うことにしました。
開発者は1ピクセルごとに計算を行い、15種類のフィルターを公開しました。いまでこそフィルターはあって当たり前ですが、当時の既存アプリは高額なフィルターばかりでした。そこで、Instagramでは8種類を無料提供してユーザーを惹きつけました。

次に②写真アップロード時間の短縮する です。

当時の写真共有アプリの問題点として、アップロードにとても長い時間がかかるということがありました。そのために、ユーザーが写真にタグやコメントをつけているときにアップロードを開始することでタイムラグを感じさせないようにしました。
つまりユーザーがアップロードのボタンを押した時、もう既に写真のアップロード作業が進んでいるという状態です。こうして、時間に対する錯覚を利用し、ユーザー体験を向上させました。

以上のようなサービスの機能的向上が多くのファンを作った要因として挙げられます。

最後に

ポイント:重要なのは以下だと思いました。

それは、テストマーケティングを経て、問題にフォーカスすることです。
Instagramの場合、前身サービスであるBurbnはテストアプリのつもりではありませんでした。
しかし、結果としてその役割を果たすものとなりました。
つまり、試験的に得られた失敗を活かし、問題点にフォーカスすることでヒットサービスが誕生したということです。

参考になれば幸いです。
今回も、記事を読んでいただきありがとうございました。

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