世界初のアクセラレーターを作れるんじゃないかと思った件

(参考:「大学揺るがす起業家学校 」)

町田です。
今回注目したのは、アメリカにおいて本格化しているアクセラレーターの大学化です。

アクセラレーターとは?
アクセラレーターとは、起業家を支援する立場の人を広く表す言葉として用いられています。
アメリカでは、起業家養成学校を指すことが多い一方で、
日本では、教育というよりは事業支援等を行う企業等を指すことが多い。
参考:アクセラレーションプログラムってなんなの?

アメリカにおける現状

(本文より)
・3か月から半年を区切りとして、IT関連のスキルを集中的に学ぶ
・座学的な内容ではなく、実践に重きを置いた教育を行う
・基礎研究に近いものではなく、応用系に特化
・厳しい選抜が行われ、合格率はトップ大学よりも低いところも多数ある
・アクセラレーターを卒業すると、ベンチャーキャピタル(VC)から有名大の学歴以上に評価される

例えば、アメリカですと、Y Combinatorといったアクセラレーターが有名です。
ユニコーン企業として有名なAirbnbのような企業も卒業生です。
例)
世界一のシードアクセラレーター「Y Combinator」が注目する25の事業領域とは?(前篇)
世界一のシードアクセラレーター「Y Combinator」が注目する25の事業領域とは?(後篇)

しかし日本では、まだアメリカのような形態のアクセラレーターはまだほとんどありません。
最近ですと、N高と起業家支援を行っている会社が組んで起業家教育事業を始めるといった
”芽”は出てきているという印象です。

「アクセラレーター=起業家学校」という未来

今後日本でも、恐らくアクセラレーターは増えていくのではないかと思います。
既存の大学との関わり方や、起業家が少ない日本で誰が教育を行うのかといった問題もありますが、
起業という選択肢がまだまだ考えにくい日本において、起業家学校としてのアクセラレーターが増えることは、
意味ある取り組みだと思います。

後追いではなく、先端を作るという選択肢

日本は研究結果や特許を活かして商業化することが苦手と言われます。
その理由の1つとして、研究特化の人材が研究機関に多いため
商業化までの道のりを描き、逆算する人材が少ない事が挙げられます。

その文脈で、「研究者も事業化を考えるようにしましょう」という事がよく言われます。

私は、研究者が商業化まで担考える必要が本当にあるのか疑問に思います。
何も研究のプロフェッショナルにそこまで求めなくとも、
商業化が必要なら、それに特化した人材を育成すればいいのではないでしょうか。

その1つの解決法としてアクセラレーターがあるのではないでしょうか。

”IT人材を育てるアクセラレーター”といった流行りのトレンドを後追いをするのではなく、
一歩先を見越して「研究を商業化することに特化した人材を育成をするアクセラレーター」を、
作っていくといった流れが日本で出来ていけば面白いなと思っています。

日本はまだまだ基礎研究において強烈な競争力を持っています。
それを最大限生かして、事業化を進める起業家人材を育てる。
そしてそれが、世界で新しいジャンルのアクセラレーターとして広まっていく。

こんな未来がもしかしたら来るかもと考えるとなんだかワクワクしてきます。

現場からは以上です。