実際、地方で起業ってどうなの?vol.1~株式会社あきた総研~




こんばんは!起業家新聞の町田です。
最近地方での起業がちらほらと出てきている中で、「冷静に地方での起業って辛くない?」と思うことが多くなってました。
そこで、それなら実際に「地方で起業ってどうなの?」か聞いてみようということで、今回は「株式会社あきた総研」の社長である”須田 紘彬”さんにインタビューさせて頂きました。

<会社概要>

株式会社あきた総研

あきた総研は、秋田県内でも数少ない人材業の会社です。
学生の就職相談、社会人の転職相談、企業の採用コンサルティングを始め、研修、セミナー、イベント、コワーキングスペースの運営などを行なっています。

 

<社長略歴>

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  須田 紘彬さん

秋田県出身。
株式会社リクルートにて新卒、中途採用のコンサルティング法人営業を北東北担当として経験。
30歳までに起業することを目標に逆算し退職、海外経験を積むためニュージーランドで1年間過ごした後、都内の人材系ベンチャー企業にてキャリアコンサルタントとして就職。
そのベンチャー企業にて営業、法務も兼任し統括マネージャーとして経営全体に携わる。秋田就職総合研究所を2013年10月に設立し現在に至る

 

<インタビュー概要>

地方創生が叫ばれており、国としても地方への支援をするという追い風が吹いている一方で、人口減や労働力不足といった負の面も考えられる「地方での起業」についてその実情をどのように感じているのでしょうか?

実際に地方で起業している当事者として以下の3点の肌感覚を伺いました!

①地方の現状
②地方の弱み
③地方の強み

それでは順に紹介させて頂きます。

①地方の現状

実際に企業や学生といった幅広い層に支援を行っている中で感じる秋田ならではの現状に(ⅰ)雰囲気(ⅱ)起業業種の2点について伺いました。

(ⅰ)そもそも地方はどんな雰囲気が強い?

須田さん「前提として地方ではやはり保守的な雰囲気が強いと感じることが多いですね。

だから、起業という行動に実際に出る人数は少ない。そもそもの人口の母数自体が少ない。」

まとめ:都会から想像するイメージと大きな差はなさそうです。

(ⅱ)起業している人はどんな業種が多い?

須田さん「小売業がほとんど!やはり始めるには手軽というイメージがあるのか、地方で起業するというと小売業の割合が多い。」

「しかし、そもそもの人の絶対数が少ない事もあり経営はかなり難しいのが現状ですね。

衝撃的だったことは「人気店でも潰れる」ということ。」

「東京ではにわかに信じられないと思いますが、いくら人気店になっても客足が途絶えないという状態にならない限りは、回転率の問題で売上げが上がらず潰れてしまう事が少なからずある。」

まとめ

「人気店でも潰れる」

これは都会との大きな違いです。人の絶対数がそもそも小さい地方ならではの怖さですね。

②地方の弱み

ここまでの話を踏まえると一体何個弱みが出てくるのかと身構えていましたが、意を決して弱みについて聞いてみると

その結果は想像の真逆でした。

(ⅰ)最新情報が入りにくい(ⅱ)採用はどこでも同じ

という2点について書かせて頂きます。

(ⅰ)ズバリ地方の弱みは?

須田さん「敢えてあげるとしたらそれはたった1つ。「最新情報が入りにくさ」という点。」

「いくらインターネット化が進み、情報化社会になったといってもやはり「最新情報」の得やすさという部分については地方は都会に比べてデメリットになる。

「イベントやセミナー、交流会等の機会が都内に比べて少ない=情報を仕入れにくい」という等式が成り立つのはそんなに想像に難くないはず。」

しかし、一方で須田さんはそのデメリットは十分カバー可能ということもおっしゃってました。

須田さん「上記で挙げたような問題は自分の足を使って動きさえすれば、企業にとって致命的なほどのデメリットにはなり得ない。

そしてそれは都会にいても同じではないかと思う。」
まとめ

目立った欠点はない!

ここでもう一点、「人口の絶対数が少ないから人材の確保が難しいのでは?」という疑問を持ったのでそれについても聞いてみました。

とても納得のいく話をして頂いたので共有させて頂きます。

(ⅱ)人口の絶対数が少ないから人材の確保が難しいのでは?

須田さん「確かに人材確保はやはり簡単ではない。

でもそれは何も、地方に限ったことではないと思う。都会も同様の問題を抱えているはず。

むしろ、人材確保という点を見たら都会よりは楽な可能性が高いと思っている。」

この「そもそもの絶対人数が少ない地方の方が人材確保が楽な可能性が高い」というのはどういった理由からなのでしょうか。

この答えは、”応募側からの視点”で考えてみることでとても納得して頂けると思います。

須田さん「応募側が応募する重要な動機の一つとして、”会社の知名度(目立ち)”というものが入ってくると思う。

その”知名度”ということを考えた時、地方と都会どちらの方が企業として目立ち易い?

多くの競合や大企業が多く存在する都会という状況を考えれば自ずと答えは出てくるはず。

これは地方の強みに大きく関わってくるのだけど、絶対数が少ない事は何も労働力が少ないという事だけではない。

同時に、自分たちの採用の競合になるであろう企業も同時に少ないということも言えるのでは。

つまり、”会社の知名度”を上げることさえできれば(それも都会より上げやすい!理由は「地方の強み参照」)その地区の優秀な学生を高確率で獲得する事が

できるという事。」

まとめ

絶対数が少ない事だけではない!採用という視点だけで考えればむしろ強みにもなり得る!

ちなみに、須田様のところでは、10人ほど社員(インターン、パート含む)の方がいらっしゃるそうですが、全員が秋田で採用した秋田人とのことでした。

③地方の強み

では最後に地方で起業することのメリットについて語ってもらいました。

果たしてメリットとして上がらあれるものはいくつあるのでしょうか?

須田さんが強みとして挙げられた点はなんと弱みより圧倒的に多い4点ありました。

それは、(ⅰ)競合他社が圧倒的に少ない(ⅱ)メディアに出やすい(ⅲ)コストが圧倒的に安い(ⅳ)地方創生の補助を受けることができるという点です。

(ⅰ)競合他社が圧倒的に少ない

須田さん「この理由は単純明快。「地方の雰囲気」でも言ったけれど、そもそも保守的な雰囲気がまだ強い地方において起業する絶対数自体がそもそも少ない。

また、絶対人数自体も少ないので競合が生まれる可能性も低い。」

「ここまでの話を聞いてそんなの自明だろと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、もう一度そのことのメリットを考え頂きたい。

どういう事かというと、以上の特徴は「新しい価値を提供しやすい、先行優位性が極めて高い」という事と同値という事です!

これは都会に比べて十分なメリットと言えるのではないかと思っています。」

(ⅱ)メディアに出やすい

須田さん「これも①から繋がってくるのですが、地方ではそもそも起業自体が珍しいです。

そんな中で起業するとどういうことが起きるか?」

「答えは単純で、ちょっとしたことでメディアに掲載されるばかりか、向こうから取材しに来てくれることさえある。

メディアに掲載される為に、多くのリソースや高い広告費を必要とする事の多い都会に比べると、これもまた地方だけの大きなメリットではないでしょうか。」

(ⅲ)コストが圧倒的に安い

「これは大した説明はいらないと思います。(笑)とにかく”地価”、人件費等あらゆる価格”が都内に比べて安い!」

とはいっても実際にどれくらい安いかということが想像しにくい方の為に、町田が実際に都会と地方のオフィス費用について比較してみようと思います。

例)

はい、つまりこういうことです。(笑)

(ⅳ)地方創生の恩恵を受けることができる:

須田さん「これはあくまで時代の施策による影響が大きい部分とはなりますが、現状だと大きな支援を地方自治体等から受けることができる。」

「実際に秋田県でも「起業支援事業費補助金(Aターン起業・移住起業枠)」「あきた企業応援ファンド事業」など、20を超える支援事業があります。

起業者数を考えればかなり充実しているのでは。」

参考:http://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/10115 (平成29年度 創業・中小企業のための補助金 概要、募集等の状況について)

 

<結論>

今回の調査結果から感じたことは

「都会の人が思っている以上に地方で起業するメリットはある!」

という事です。

というのも、

「最新情報を自分の足を使って得る必要性が増す」以外大きな欠点がない!

からです。

皆さんの思い描いていたイメージとの差は如何でしたか?

是非今後も「全国の起業家」の方の”生の声”を発信していこうと思いますので、ご期待下さい!

それでは!

 

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