出会い系アプリのイメージを払拭した、Tinder初期グロースの秘密 「0→1ファン作り」:Tinder編

こんにちは、いとけんです。
前回お知らせをしました「0→1ファン作り」の方法について、早速紹介をはじめていきます。

「0→1ファン作りとは?」

スタートアップ初期における、
①ユーザー獲得戦略・施策
②ユーザー定着戦略・施策
それぞれを、国内外の企業事例で紹介する連載記事です。
(参考:「0→1ファン作り」:スタートアップ初期における、ユーザー獲得戦略の特集を始めます。

初回は海外事例ということで「Tinder」を取り上げていきます。
Tinderはリリース2年間で、毎日ログインするユーザーが5000万人いるアプリになったそうです。

私自身、アメリカに1年間海外留学をしていたのですが。
現地では、マッチングアプリを使って出会ったカップルがたくさんいましたし、
出会いの手段として、根付いたものとなっていました。

今や日本でも、
エウレカの「Pairs(ペアーズ)」
サイバーエージェント系列の「タップル誕生」など多くのマッチングアプリを見かけるようになりましたよね。
でも正直僕はこれらのサービスを使ったことないですw
周りでも使ったことがある人は少数派という感覚があります。
(都内大学4年生男性)

僕の周りで話を聞いてみて、使わない理由としては以下のような感じでした。
「怪しいから」「サクラの人多そう」「会った時プロフィール写真と顔違う人多そう」etc

実は、Tinderがローンチした当時
アメリカでも同じようなことを思っている方がたくさんいたみたいです。
(銃社会だし、知らない人といきなり会うことはリスクでもありますよね。)

そんな中で、「Tinderがどう文化に馴染みファンを獲得したのか」
調べてきました。

さっそくどうぞ!

▼もくじ

既存サービスの問題点を改善する機能を搭載

Tinderは既存サービスにおける問題点を解決し、
ユーザーに価値を届けるために3つの機能を考えました。


1.サービスダウンロードから使用開始までを簡略化
Facebook連携をすればサービス登録出来るようにしました。
さらに、「いいな」と思ったら右スワイプ/「違うな」と思ったら左スワイプをするシンプルなUIを導入。

2.両者がマッチングして、初めてメッセージを送れる機能を搭載
既存サービスでは、業者やサクラからのスパムメールが問題になっていました。

そんな中で、Tinderは両者が右スワイプをして、マッチングしない限りメッセージ送れない機能を搭載。
これによって今までのスパムメールが激減したそうです。

3.プロキシミティ機能で、自発的な出会いが加速
プロキシミティ機能とは、ユーザーの設定した地域で、マッチング可能性がある相手を探せる機能です。
例えば、「この地域から●キロ以内にいる人」などが設定可能で、
サービスローンチ当初、同じ地域やイベントで出会えると話題になりました。

ユーザー獲得戦略

大学内に存在する学生クラブにターゲットを絞ることで、
新規ユーザーを10,000人以上獲得した。


TinderのCMOのWhitneyは、
人口統計から取り込みたいユーザーの年齢を「大学生」に絞りました。
これは十分な男女のユーザーの数を確保でき、さらにSNSによるシェアや大学内での口コミ効果が期待出来るからです。

具体的には、3つの施策を行いました。

1.大学生のソロリティとフラタニティにアプローチ
※ソロリティ=(女子学生クラブ)
フラタニティ(男子学生クラブ)
(アメリカの大学には大体男女のクラブがあって、
イケてる大学生が多くいるんです。)

CMOのWhitneyは、自ら卒業大学の女子学生クラブに、
サービスをプレゼンテーションをしに行きました。
そして、その場で女子大生にアプリをインストールしてもらいます。
その後、男子学生クラブの方にも同じようにアプローチします。

「同じ大学にこんな可愛い子いるの???」
と思った男子学生はすぐ登録してくれるんです。笑

こんな風にアプローチされたら、僕も登録すると思います。。
このアプローチを全国の大学で広げていき、10,000人以上の新規ユーザーを獲得しました。

2.有名大学のイベントやバーでのアプローチ
個人単位でのアプローチとして、
各大学のイベントやバーに直接行きました。
ターゲット層の男女に、直接アプローチをすることでユーザーを少しずつ増やしていきました。

3.大学キャンパスごとに、ユーザー限定のパーティーイベントを行った。
大学のキャンパスごとに、現地の大学生のアンバサダーを雇いました。
そして、Tinderユーザー限定のパーティーを定期開催したんです。
ターゲット層の同じ世代である大学生が主催し、イベントを開いていたら興味も親近感も湧きますよね。

これらの手段で登録ユーザーを増やしながら、口コミ効果で拡散をしていきました。

施策結果

これらの戦略により、
ユーザー数は5000人以下→15,000人以上に拡大をしていきました。

最後に

いかがだったでしょうか。
少しでも参考になれば、幸いです!
次回も有名海外企業を特集予定です。
読んでいただきありがとうございました!

【以下の方募集しています】

「0→1ファン作り」のインタビューをさせていただける方
情報提供をしていただける方
ご意見をいただける方など
ぜひ、こちらのURLからご連絡ください。:メッセージを送る

 

ABOUTこの記事をかいた人

Launcheers共同代表、01ファン作り責任者。 早稲田大学4年生、1年間休学をして海外留学を経験。 その際、シリコンバレーのデザイン会社で長期インターン。 ①シリコンバレーでの起業家精神に魅了されたこと、②父が脱サラして起業したことがきっかけで「起業家支援」に興味を持つ。 17年の11月に代表町田と意気投合して、「Launcheers」を創業